今回のお話は『モカエキスプレス』です。
ビアレッティと聞いて一番に連想するコーヒーマシン『モカエキスプレス』。
このマシンは1933年に販売され、80年以上、今日までほとんど変らないデザインのまま世界中で愛用されており ニューヨークの近代美術館の永久展示品にも選ばれています。
その誕生のヒントとなったのは、なんと『洗濯機』。 当時イタリアの洗濯機は大きな容器にパイプが差しこまれた『 liscivuese 』という道具でした。
使い方は下に水を入れ、その上の穴が開いているカバーに洗濯物と洗剤をのせ容器ごと火にかけて温めます。
沸騰寸前のお湯が中央のパイプからあがり、洗濯物にふりかかり洗剤が汚れを落として下に流れる という仕組みになっています。
この頃のイタリアではエスプレッソを楽しむためにはコーヒーショップ つまりバールに行かなければなりませんでしたが、 ビアレッティはこの仕組みを使えば、 自宅でもエスプレッソを抽出できるのではと考えたことが始まりです。
記事引用
BIALETTI JAPANホームページ
http://bialetti.jp/