洗剤について:
アルミタイプのものですと「洗剤」はあまりおすすめしません。
今回のクラスは「ステンレス」なので、初回洗剤で洗っても問題ないかと思います。
それと洗剤に関しましては、
本国イタリアのほうでは、「コーヒー脂分」が膜のように蓄積されることが「その家の味」となっていくという文化があり、そのため、「水洗いのみ」で手入れをする意味あいもあります。
つまり洗剤で洗ってしまうと、そのコーヒーの脂分もキレイに落としてしまうので、
膜が蓄積されなくなってしまうということになります。
諸説ありますが、コーヒー脂のコーティング、といった意味あいもあったようです。
また、マキネッタを初回使用する際、
正式な方法としましては、コーヒーを「3回」抽出し、それは全て捨てた上で
使用するのが完璧なやり方、とは言われています。
この意味としましては、金属の工業製品ですので、どうしても「金属臭」が
ついてしまっております。
「洗浄」という意味合いと「臭い消し」という意味合いがあります。
人によっては「1回」で十分、という方もいらっしゃいます。
ステンレスの場合も1回は捨てたほうがよろしいかと思います。
日頃のお手入れですが、
コーヒーを淹れたあと、本体が熱くなっておりますが、
できましたら「自然乾燥」で冷ましてから「水洗い」をおすすめします。
急いでいて早く片づけたいときは、すぐに水で冷ましてしまうことも
あるかと思いますが、アルミの場合は本体にダメージを与えてしまう可能性が大きいですが、
ステンレスは比較的丈夫ですので、ある程度は大丈夫かと思います。
また、パッキン部分ですが、毎回はずしてしまうとパッキンが緩くなる可能性がありますので、
数回に1回程度でよいかと思います。
細いピンなどをパッキンの横に差し込むとはずれます。
お手入れのための「洗剤」に関しましては上記の通りです。
内部の汚れに関しましては、
コーヒーをバスケットにセットしない状態で、水タンクに水をいれ、
本体をセットし火にかけると、水だけでも上に噴き出します。
その工程をすることで内部の洗浄になるかと思います。