注目キーワード
  1. キャンプ
  2. ビアレッティ
  3. TIMEMORE

エスプレッソの日

日本ではあまり有名ではない日ですが、「4/16」は “イタリア エスプレッソ デー“ Espresso Italiano Day

本来の「イタリアエスプレッソ」と「カフェ文化」を発信し、 豊かな生活を楽しむ空間、機会を提案する記念すべき日。

1906年4月~の「ミラノ万博」で初めて「Bezzera社」が「Caffe Espresso」と表記したのが始まりだそうです。100年の歴史があるんですね^^ 
イタリア式エスプレッソを出しているお店では、イベントが企画されている可能性がありますので、ぜひ検索してみてくださいね^^

コーヒー豆の焙煎

コーヒー豆は、焙煎によって、苦味・香り・酸味が変化します。 日本では、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3段階に分けられています。 

アメリカ式では、「ライト」が一番浅く、「イタリアン」が一番深い焙煎です。簡単なイメージとしては、
・ライトコーヒーが「アメリカ式」
・濃厚コーヒーが「イタリア式」
例えば、アメリカンコーヒーは、浅煎りから中煎りまでの豆を使います。 イタリアンコーヒーは、アメリカ式焙煎の度合いにも表されるように、「油が浮くほどに深く焙煎された豆」
を使用します。

マキネッタの始まり

“Macchinetta(マキネッタ)”は、イタリアはナポリに古くから伝わる、直火式エスプレッソメーカーで、1691年にフランス人のド・ベロイが発明した最初のドリップポットをもとに発明され、17世紀後半からエスプレッソ好きのナポリ人を中心に瞬く間に受け入れられました。 

その後、素早く簡単にコーヒーを抽出できる直下式スプレッソメーカー(モカ・エスプレッソ)が登場する20世紀中頃まで、人々の生活に欠かせないアイテムとなっていました。

淹れ方・味

イタリアンコーヒーは、コーヒー豆を微細~中細挽き(作者個人の見解)に挽き、圧力をかけて風味が強く、濃く淹れます。 

特に、イタリアやフランスでは一般的に飲まれる”エスプレッソ”は、沸騰したお湯を加圧してうんと濃く淹れられています。 

これに、お砂糖をスプーン山盛り1~2入れてまぜ、ぐいっと飲むのが一般的です。

エスプレッソは「急行」という意味が語源になっている、という説と、「あなただけに、特別に」という説、「抽出する」という語句から派生した、という説があるそうです。

ビアレッティ モカエキスプレス誕生のヒントはなんと!「洗濯機」!

今回のお話は『モカエキスプレス』です。 
ビアレッティと聞いて一番に連想するコーヒーマシン『モカエキスプレス』。 
このマシンは1933年に販売され、80年以上、今日までほとんど変らないデザインのまま世界中で愛用されており ニューヨークの近代美術館の永久展示品にも選ばれています。 
その誕生のヒントとなったのは、なんと『洗濯機』。 当時イタリアの洗濯機は大きな容器にパイプが差しこまれた『 liscivuese 』という道具でした。

使い方は下に水を入れ、その上の穴が開いているカバーに洗濯物と洗剤をのせ容器ごと火にかけて温めます。 
沸騰寸前のお湯が中央のパイプからあがり、洗濯物にふりかかり洗剤が汚れを落として下に流れる という仕組みになっています。 
この頃のイタリアではエスプレッソを楽しむためにはコーヒーショップ つまりバールに行かなければなりませんでしたが、 ビアレッティはこの仕組みを使えば、 自宅でもエスプレッソを抽出できるのではと考えたことが始まりです。 

記事引用
BIALETTI JAPANホームページ
http://bialetti.jp/

モカエキスプレスが誕生した19世紀前半のイタリアはそれまで家庭にこもっていた女性たちが少しずつ外の世界へ歩みだした時期です。 
当時、エスプレッソは男性の飲み物とされ専門のコーヒーショップ『 バール 』で楽しまれていました。 必然的にエスプレッソの味を知る女性は少なかったのです。 こうした中、人々の間に広がっていったモカエキスプレスはエスプレッソを『 誰でも家庭で楽しめる飲み物 』に 変え、人々の生活文化を変える一つのきっかけとなったのです。 

エスプレッソの美味しさを知った女性たちはバールを利用するようになりました。 
そしてモカエキスプレスを知った男性たちは、それまで立ったことのないキッチンに立ち 家族のためにエスプレッソを淹れるようになり、それがブームになったのです。 

こうしてモカエキスプレスはイタリアの家庭でなくてはならないアイテムとして広まっていきました。

PR